女性

ライフラインを担うCAD

ウーマン

CADソフトも操作性向上

建築や工業・デザインなど設計を必要とする仕事にとって、今やコンピュータを使ったCADソフトは不可欠です。その応用分野は幅広く、土木建設工事の図面作成からアパレル業界のファッションデザインにまで及んでいます。電気・水道・ガスといったライフラインに関わる業界も例外ではありません。いずれも高度な厳密性を要求される工事を進める上で、設計図の作成にはコンピュータを使うのが一般的です。その反面水道業界では自治体への申請書に図面が必要なことから、汎用CADソフトでは対応しきれない面もありました。コンピュータ操作に不慣れな設計技師の中には、今も手書きで図面を書いている人が少なくありません。そうした現状を打破するために、水道設備の設計業務に特化した水道CADソフトが開発されました。汎用CADソフトと比べて配管設備の設定作業などがやりやすくなっている他、申請書との連携機能も強化されています。1つの水道CADソフトで設計図面から給排水に関わる申請書類の作成までが可能になったのです。CADソフトとしての操作性も大きく向上しており、現場についての知識がない事務員でもオフィスソフトと同じように扱えます。

水道業務に特化した機能

こうした水道CADソフトを導入することで、水道設備設計に関わる業務の効率化も実現されます。同じ図形やデータ入力・計算などを自動化できる機能は、CADソフトならではのメリットです。設計図作成には単調な作業の繰り返しという部分もありましたが、そういった点を自動化させることで作業時間を大幅に短縮できます。無料の汎用CADソフトを使って設計図を作成している水道業関係者の間では、修正作業が面倒だという声もありました。水道CADソフトはその点もよく考慮されており、簡単な操作で図面の修正作業が完了するようにプログラムされています。図面は提携企業や顧客からメールに添付されて送られるケースもあります。そうした画像やPDFファイルも水道CADソフトに取り込むことができます。従来の手書き画面をスキャンして取り込める機能も欠かせません。社内システムとの連携機能も強化されており、資材管理システムや顧客管理システム等でCADデータが共有できる点も見逃せません。進化を遂げた水道CADソフトは各社で導入が進んでいます。ライフラインを支えるシステムの一部として、水道CADソフトの重要性が高まっているのです。